Probability
大津の方法の最も有名な応用例として画像の2値化が挙げられます。この応用での圧倒的ともいえる知名度とその貢献度からか他の問題(例えば機械学習)への応用に関して明示的に言及されることが少ないですが、英語版のWikipediaの記事に記載されているように、…
定理を素早く思い出したりするために自分にとっての「定型」の問題を用意しておくことがままあります。例えばベイズの定理の場合。「囚人問題」や「モンティホール問題」が特に有名なので、それを「定型」としている方もいらっしゃるのではないでしょうか。 …
Xを非負の確率変数としたとき、任意のa > 0に対してが成り立ちます。この不等式はマルコフの不等式として知られており、確率変数の値がある正の定数以上になる確率の上限を与えます。Markov's inequalityではこの不等式の興味深い応用例を紹介しています。 A…
期待値の線形性は期待値の重要な性質の一つです。任意の確率変数の和の期待値は個々の確率変数の期待値の和と等しい、というものです。この性質を用いると期待値の計算を極めて簡単化することができます。例えば確率変数XとYの和の期待値E[X + Y]はそれぞれ…
計算機を使って確率を考えるのは楽しいことです。特に、実装が考察した通りの結果であったときは嬉しいものです。しかし、確率を計算するのに予期しない工夫を求められることもあります。例えば二項分布の計算はそれほど簡単ではないことが知られています。…
数学を考えるとき、公式を自分で導くことができると有利であることが多いように感じます。そのため、自分の感覚と合う計算方法と出会えたときは嬉しいものです。例えば確率pで成功する実験をn回独立に行うことを考えてみましょう。成功する回数を確率変数Xで…
id:practicalschemeさんの珠玉のエントリ、なんでも継続は以下のような一説から始まります。 プログラミングの世界の概念には、禅の公案のようなものがある。 それを説明する文章はほんの一文なのに、最初に目にする時、 その文は全く意味をなさない、暗号の…