Patch to Publish::Maildir - Further Consideration(1)
先日Publish::Maildirモジュールのパッチを公開させていただきました。今エントリからはその動機および実装経緯等を記述しようかと思います。
パッチとして実装した機能一覧は、以下になります。
- 各エントリのFrom:タグをconfig:にて設定可能とした(オプショナル)
- 各エントリに、Message-Id:タグを追加
- メールボックスに保持しているエントリ群のキャッシュ構築
- 削除済みメールボックスに保持しているエントリ群のキャッシュ構築(オプショナル)
- メールボックスに保持しているエントリ群の再配信/未読化の抑制(オプショナル)
- 削除済みメールボックスに保持しているエントリ群の再配信/未読化の抑制(オプショナル)
s_nobuさんがトラックバックしてくださいましたが、削除済みメールボックスに関連する4および6の処理は大変負荷が高いですし、需要および費用対効果を考えると、よい実装とは言い辛いかと私も思います。
また、先のエントリから、s_nobuさんはすでにPlaggerらしいアプローチの模索を始めてくださっています。より大きな視線からパイプラインの効率化を計るs_nobuさん、miyagawaさん、また、Plaggerのコントリビュータの皆さんの姿勢にはいつも溜飲が下がります。自らのプログラミングに対する姿勢にも大きな影響を与え続けてくださっています。
どうも自分の筆の遅さが改善されないので、本題からは外れますが、雑感を先に。
s_nobuの日記 - Publish::Maildirへのパッチ: Publish::Maildirへパッチを頂きました。多分人生で初めての経験です。勉強になる部分があり、大変ありがたいです。すぐに取り込めそうな場所は取り込みました。 とは言っても、動作に関係の無い点ばかりです。一番重要な点については、悩んでいます。というのは、このまま実装すると自分の環境では負荷がひどいことになりそうだからです。
随分とs_nobuさんを悩ませてしまうパッチだったようです。このパッチに限らず、常によりよい実装をしたいです。
私もトラックバックをいただくのは、人生で初めての経験でした。嬉しいものですね。