The Cotswold Gnomes(1)

King Crimsonのギタリストとしてあまりにも有名な、Robert Frippが経営するDGM Live!から圧倒的な音源が発売開始されました。Fripp & Enoの92年録音音源です。


The Cotswold Gnomes


DGM Live!は、彼の録り溜めた、また不正にオーディエンスによって録音された、主にKing CrimsonおよびRobert Fripp単独でのライブ音源をリマスタリングして販売しています。日本ではKing Crimsonのコアなファンが多いからか、以前から、The Collectors' King Crimsonというボックスセットで様々な音源が発売されていますが*1、比較的以前からこのサイトでそれらの音源が入手可能となっていました。id:h-taka-cさんに教えていただいてから、私も常にチェックしているサイトです。

一つのライブ音源が、典型的には、CDにして1〜2枚分のヴォリュームの音源を一単位として販売しており、基本的にはそのヴォリュームごとにダウンロード購入する仕組みです。また、音源のフォーマットとしては、MP3とFLACが選択可能です。また、一部の曲は一曲丸ごとフリーダウンロードし、試聴することが可能です(HOT TICKLEと表記されています)。その他の曲も、大抵は曲の一部分が試聴可能になっています。


MP3に関しては言及するまででもないので、FLACに関して少し。FLACsourceforge.netにて、オープンソースとして開発されている技術です。Free Lossless Audio Codecの略表記になります。DGM Live!のヘルプページでは、CDと同等のクォリティを持つ、と記載されています。コストはMP3が$9.95なのと比べ、$12.95と$3.00ほど高価となっています。ファイルサイズもFLACのほうが大きいと思います。所有しているMac OS Xで何回か購入した経験上、ツール類が充実しているため、このフォーマットのファイルを扱うのに苦労したことはありません*2。出来る限り高音質で音源を入手したい方はこちらを選んだほうがよいかもしれません。


今回のFripp & Enoの音源に関しては、Cross Crisis In Lust Stormという曲が1曲通して試聴可能です。Fripp & Enoの音源としては、圧倒的に破壊的な印象を与えるこの曲に、興奮を抑えきれません。

残念ながら、今日はアルバム全てをダウンロードする時間がありませんが、これは即買います。感想はその後また。

*1:Amazon.comにて簡単に調べてみたところ、10/31にCollectors' King Crimson Vol. 1がアメリカで発売される模様/内容が日本発売のものと同じものかは未確認

*2:いつか書く