Connecting Carbon Emacs to X11 Window Server
何をいまさらといった感が拭えませんが、Carbon EmacsやTerminal.app等のアプリケーションからも、DISPLAY環境変数を適切に設定しさえすれば、X11 Window Serverに接続出来ることをつい先ほど知りました*1。
Fink Documentation - Running X11 on Darwin and Mac OS Xによると、AppleによるのX11バイナリがリリースされたのが2003年初頭であるので、4年間知らずに過ごしていたことになります。また、この文書の「8.1 ターミナル.appからのX11アプリの起動」に以下のような記載がありました。
8.1 ターミナル.app からの X11 アプリの起動
X11 アプリケーションをターミナル.app から起動するには、環境変数 "DISPLAY" が必要です。この値はアプリケーションにどこで X11 ウィンドウサーバを探すかを指定します。
Fink Documentation - Running X11 on Darwin and Mac OS X
引用した文章は、XDarwinに関する記述であり、AppleによるX11バイナリについて言及されたものではないですが、多分に考え方に変わりはないでしょう。今回の出来事は、X11 Window Systemの動作原理を今一度思い起こさせてくれました。
Carbon Emacsから直接gnuplot等のX11アプリケーションをインタラクティブに操作出来ることは、私のX11アプリケーションの使用感を大きく変えそうです。